「あー…氷河君マジこの世に舞い降りたエンジェル…神様ありがとう…」

「泣くな…」


机につっぷして涙を流す私、内咲雛乃(ウチサキヒナノ)。

現役中二、勉強もぼちぼち、友人関係も良好、毎日が楽しいのですが…



私の後ろの席で眠っている氷河直行(ヒョウガナオユキ)君という天使のせいで毎日が心臓バクバクで死んでしまいそうです、切実に。



「は、隼人!!氷河君を起こすんだ!ジャストナウ!!」


「何故!?」


「私が死ぬ!トキメキで!!」


「ちょっと待ってね!」


私のハイテンションについてきてくれる幼馴染みの川間隼人。こいつはムカつくがいつも助けてくれる所謂ツンデレ。