「お、おぅ。ま、彼女助けるのは当然だしな」 フッと笑って菜摘を抱きしめる腕の力を強くする。 「あーお邪魔虫は退散しまーす!」 花蕾は大きい声を出した後、 倒れた男の襟首を掴むと、ズルズル引きずりながら中庭から去って行った。