「なら、今日はゆっくり帰ろうぜ」 「うん」 手をギュッと握りしめながら、ゆっくり歩き始める。 下駄箱まで行くと、靴を履き替えた。 「あ、そ言えばさ、花蕾って明日空いてっかな?」 「鈴蘭? 何で?」 不思議そうに首を傾げる菜摘に、笑顔が零れる。