すると、丸い目を更に大きく見開く花蕾。 「菜摘......凄い愛されてんじゃないの! 羨ましいわ! ねぇー、私の彼氏になってくれない?」 そう言って、微笑を浮かべながら俺の腕に抱きついてくる花蕾。 そんな花蕾を、 「うぉいっ‼︎ 離せ! 誰がなるか!」 思いっきり払いのける。