ピロン♪
はぁ…ク代理。
【落ち着いたら連絡して。】
「ねぇ紗藍、大丈夫?」
「うん…ごめんね、和也帰らせちゃって。」
「ううん。いいのいいの。ゆっくりしてね。」
「うん、ありがと。」
【紗藍。今日は驚いたでしょう。ごめんね。話をしたい。明日いつものカフェに来て。】
姉さん…
「花音…出かけてくるね。」
「どこにいくの?」
「姉さんにあってくる。」
「姉さんに⁈昨日のこと?」
「うん。」
「何かあったら必ず連絡してね!」
「うん。」
ク代理からメッセージ…
【やっぱり早く誤解を解きたい。今日話せるか?】
「あぁ紗藍!こっちよ。」
「あぁ…」
「昨日は本当にごめんなさい。ところで、ク代理と紗藍。どういう関係なのよ〜。」
「は?」
「だって、昨日家に来たでしょ?仕事手伝うなんて嘘に決まってるー。ねー、教えてよ。」
「ク代理と姉さんは?」
「え?私とク代理⁈言ってなかったっけ?兄妹よ。」
「…えぇ?」
「クジヌンは私の弟。」
「嘘?」
「本当よ。」
「早く言ってよ。」
「え?」
「ごめん、また今度ね!」
「えっ?」
ク代理。
待ってて。今すぐ行くわ。

