「…」
なんか…また笑ってる。
二人ともすごい笑顔。
どういう関係?
…心配しなくても。私は彼女なんだから!
…でも。やっぱり気になる。

「じゃあ仕事始めて。」

「うん。」

「…」

話しかけようと思ってもできない。
あっ!今こっち見て笑ってくれた。
やっぱり…心配いらないよね。

「ピロン♪」

ん?
ク代理からだ…

【今日のお昼は屋上で会おう。】

【ご飯は?】

【なんか買おう。】

【分かった。】

「紗藍さん?」

「わぁっ!ビックリしたぁ…」

「何?そんな驚いて。」

「いや…なんですか?」

「この資料、新入社員が作ったの。目を通すって言っておいたんだけど、時間なくって。チェックお願いしてもいい?」

「はい。」

「ごめんね。こんなにあるけど、大丈夫?」

ドサッ。

「…ええ。」

たくさんありすぎ…

「13:00から会議で、その資料使うのよ。それまでにお願い。」

「はい、課長。」

あー!お昼まで?
こんなたくさんできると思う?
やるしかない!

【手伝おうか?】

【大丈夫よ。代理の仕事を進めて。】

【分かった。】