それからも俺は毎日毎日、病院へ通った。
そして、美海は何とか退院することが出来た。

そして、あの事件から1年が過ぎた頃…
何時ものように倉庫で遊んでいた時、
俺は美海に呼ばれ、幹部室にいた。

俺と美海は二人きりだった。

美海は俺を見つめると、口を開いた。
「ねぇ、光輝…」
「なんだ?」
「私ね、光輝のこと好き。」
「え?」
「私のこと受け止めてくれて、守ってくれて…
私にとって、一番大切な人なの。
だからね、もしよかったら付き合ってください。」
「…俺も好きだよ。」
「本当?」
「あぁ。」
「…嬉しいっ!!」

美海はそう言って、抱きついて来た。