貴方だけを愛します(短編)

先生がいなくなったあと、俺は美海のベットのそばの椅子に座り、美海に話しかけた。

「…美海。」
「ん?」
「……なんで、あんなことをしたんだ。」
「…………。」
美海は黙ったまま俯いて、涙を流した。

次の瞬間、俺は美海を抱きしめていた。
「…光輝?」
「なんで、死のうとなんてしたんだよ!
俺には…炎蝶には、お前が必要なんだぞ?!
それなのに…馬鹿野郎。」
「…ごめんね…ごめんね…」