「ただいま、美海。」

そう、俺は美海と結婚していた。

あの事件の前から、俺はずっと美海に片想いしていたんだ。
どれくらい前からかと言うと、美海が
炎蝶の総長になった位からだ。
随分、長い片想いをしたなぁ…

ま、そんなのは置いといて。
どういう経緯でこうなったか、説明しようか。


あの事件の後、美海は病院に入院した。
理由はさっき書いた通りだ。

俺ら炎蝶は代わる代わる、お見舞いに行ってたんだ。

でも、俺だけは毎日のように病院に行っていた。
美海が心配だったからな。