ぱぁーんっ!!!

銃声が響き、拓が倒れていくのが見えた。

「…拓……?」
私はよろよろと拓の方へ向かい、
倒れている拓の横へ座り込んだ。

「ねぇ?拓…?
返事して?ねぇ?やだよ?
ねぇ!拓!!お願いだから、返事してよ!!!
死なないで!!死なないでよ!!!!」
私は泣き叫びながらそう言い、拓を揺すった。

でも、拓は目を覚まさない。

「いや…拓……
いやぁぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!!」
私はそのまま意識を失った。