貴方だけを愛します(短編)

〜光輝side〜

美海に呼ばれた場所に着いた。
…でも、誰もいない。

「美海!!何処だ!!
いるなら、返事しろ!!!」
「…うるさいな。美海の名前を気安く呼ぶんじゃねぇ。汚れるだろ。」
冷たく、抑揚のない声が聞こえ、俺は後ろを見た。

「…拓か!
びっくりさせるんじゃねぇよ!笑
お前も美海に呼ばれたのか?」
「…何度も言わせるな。
美海の名前を気安く呼ぶなと言っているだろ。」
「…は?」