貴方だけを愛します(短編)

ばんっ!!
「はぁっ…」
「「「「総長?!」」」」
「…光輝は?」
私は溜まり場に飛び込むと、皆に聞いた。

「黒蝶さんなら、さっき慌てた様子でここから出て行きましたが…?」
「何処に行ったか知らない?!」
「ほ、方向からしてあの公園かと…」

あそこか…
間に合うといいけど…

「総長?どうかされましたか?」
仲間に聞かれて、私は答えた。