「カラオケ今日一緒に行かない?」

「カ、カラオケ…?」

「そう!あ、俺だけじゃなくて、コイツもだけど。」


そう言ってさっき話していた人を指さした


サラサラの黒髪でとっても知的そうな雰囲気を醸し出し、圭人君に負けず劣らずかっこいい


その人は意味ありげに「ふーん、なるほどね。」と小声で呟き、私に自己紹介してくれる


「俺は野上和哉(のがみ かずや)。ちなみに圭人の幼馴染みなんだ。よろしくね。」

「こちらこそ…よろしくお願いします。あ、私の名前は、」

「知ってるよ、染谷海ちゃんでしょ?」

「え…何で知ってるの?」

「そりゃあねぇ…。」


そう言いながら彼は少しにやにやしながら圭人君を横目に見た


すると、圭人君が慌てた様子で「な、何で知ってんだろうな、こいつエスパーなんだよきっと。」と言う


そんな圭人君を見て和哉君がさらににやにやした


私はよく分からないけど和哉君すごい人なんだと思っていた