「優羽ー、今日入学式でしょー?」

「そうだよー!」


私は宮野優羽。
今日から憧れだった桜高に通うことになったの。


「優羽、朝から元気だな。」

「パパおはよ!だって新しい友達とかできるのワクワクするじゃん!」

「優羽は初恋もまだなんですよ、祐介さん。」

「ちょっとやめてよ!まだ高校生じゃんか。」


祐介さんっていうのは、私のパパ、宮野祐介のこと。
そしてパパはママのことを、瞳子(とうこ)と呼ぶ。


「じゃあ行ってくるね!」

「行ってらっしゃい、気を付けるのよ?」

「優羽、頑張るんだぞ。」


そして、高校につくとクラス分けが発表されていた。



「んーと、私は・・・5組だ!」


5組に入るともう少しグループができてたりしてた。
そして席に着くと、私の後ろに大人っぽい女の子が座っていた。


「私宮野優羽って言うの。あなたは?」

「私は向井夕希。」

「よろしくね!夕希ちゃん!私のことは優羽でいいからね!」


そして夕希ちゃんとお友達になった。


そして少しして担任らしき人が入ってきた。



「みんな入学式お疲れ様!んで、今から係を決めなきゃいけなんだが・・・。」


そして先生は黒板に係の名前を書き始めた。


へー、この学校って学級委員と副学級委員が2人ずついるんだ・・・。



まぁ、私はなりたくないけど・・・。