〔同棲〕彼女は俺を、「じゅんち」と呼ぶ!だから俺も、坂本を「なおちん」と呼んだ!本当に幸せだった。

なおちんはいつも、「ふたりだけの思い出を、一杯作りたい!」と言っていた。
カップルということばに、凄く執着を持っていた!

ある日彼女は、父親から借りたカメラを持ち、ラブホへ向った。
そして入口の前で、腕をくみ一緒に入ろうとする所を、その為だけに呼んだ西村に、スクープ写真風にとってもらったり!!

彼女の学校は夏休みに入り、俺は1日でも長く、なおちんと居たくて、長期休暇をとった。毎朝起て直ぐに、彼女の家へと向かった!両親は、朝早くから働きに出ていた為、彼女の家には、いつも俺となおちんと猫だけだった!

いつも家に着きチャイムを鳴らすと、玄関からエプロン姿のなおちんが「おはよう」と笑顔で出て来る。
そしてモーニングキッス!!手作りの朝食を一緒に食べる!!そんな新婚生活のような毎日!

怖い程に、幸せだった。