「さーくーらぁ〜♡」

「あ、夢ちゃん。」

夢ちゃんは、私の幼馴染。
本当、親同士仲良くて、小さい頃よく一緒に遊んでた。家も近かった。
よく世話をしてくれる。
お姉さんみたいな大事な存在。

「同じクラスだね〜、よろしくね♡」

「よろしく〜♡辰彌くんは違うクラスだったね。。残念だね。。。」
辰彌くんは夢ちゃんの彼氏。
付き合って今年で二年目。
いつもラブラブで、何があっても離れたりしないバカップルだ。

「うぅ……いいもん!
桜がいるからいいの!」

「夢ちゃん。。。。」
親友って、やっぱりいいもんだ。
夢ちゃんと一緒にいると自然に笑える。
いつも元気をもらってる。

「桜は、彼氏作らないの?やっぱ要くんのこと忘れられないの?」

「うん…もう一度会いたい。そして、気持ちを伝えたい。
今日ね、朝いたの。桜の木の下に、
人違いだった。。本吉じゃなくて、一ノ瀬だった。。。」

「桜。。?大丈夫??」
夢ちゃんの顔に"?"がいっぱいだった。

思い出すたび胸が痛む。