私は、そのあとの授業をぼーっと受けて、家に帰った。

「ただいま~」

「おかえり~」

台所のほうからお母さんの声が聞こえてきた。

あ、明日のお弁当のこと言わなきゃ!

「あ、お母さん、あたし、明日のお弁当自分で作るから!」

「はぁ?熱でもあるの?大丈夫?」

失礼な!あたしだってお弁当くらい作りますよ!
半分強制だけど…

「ま、とにかく明日はお母さん、お弁当作んなくて大丈夫だよ!」

そーいや、櫻井君て何が好きなのかな?
ま、いっか。テキトーにいれちゃえ!