隣のキミ

―そして休み時間―

「ねぇねぇ櫻井君ってすごいかっこいいよね。」
「スポーツとかってやってたの?」
「部活ってどこはいるの?」
「彼女っているの?」

うるっさい!
いま、女子が櫻井君の周りにあつまってます!
そんでもって、すごい勢いで質問してます。

「ほんとすごい人気よね。櫻井君。」

「亜紀ちゃ~ん。助けて~耳が…」

「ま、三日もたてばおさまるでしょ。」

「だよね!三日だけがまんしよう!!」

「てか、次未来の嫌いな理科じゃん」

「うわ~今この状態で理科とかむり~」

「サボれば~?」

「ホント、さぼろっかな。」
屋上でもいってひなたぼっこしよっかな~
いい天気だし絶対あったかいよね~

「よし、サボる!」

「おっけー!じゃ、あたし行ってんね~」

「またあとでね~」