ふと我にかえると、ブーちゃんが希望梨を凝視している。
「希望梨、何かどっかに飛んでたぞ」
ブーちゃんはゲラゲラ笑う。
「あ、何か中学時代思い出して…。ブーちゃんは今学校どう?」
とりあえず相手に話しをふってみる。
「男子校だからむさ苦しいけどな。しかも柔道部に入ったから余計な」
あぁ、ブーちゃんは私学に進学したんだった。
ブーちゃんちは一人っ子で、お父さんが開業医で結構お金持ちだったよね。
肝心の本名が出てこないのに、色々雑多な事を思い出す。
「…あぁ、柔道してるから体格引き締まった感じするんだ。がっしりしてる」
希望梨は、中学時代のポチャではなく、がっしりしているブーちゃんに気がついた。
「まぁね…。中学じゃ帰宅部だったし、だいぶ鍛えられたと思うよ」
ブーちゃんは左腕の力こぶを見せた。
「おー…!」
希望梨は思わず拍手する。
「希望梨は進学するのか?どーすんの?」
ブーちゃんはフライドポテトをひとつまみして希望梨を凝視した。
「うん…。まぁ、学力と学費と照らし合わせて相談して大学生になってから将来を考えようかと…」
「僕は医学部」
ブーちゃんはさらりと言った。
「やっぱり、お父さんの跡継ぐの?」
希望梨は思わず身を乗り出した。
「…まぁ、親父の仕事見て小さい時から憧れてたからね」
ブーちゃんは照れ臭そうに笑う。
「そっか…。皆色々考えてるよね」
希望梨はため息をついた。
「−で、希望梨に告ったのってどんな奴だよ?」
「希望梨、何かどっかに飛んでたぞ」
ブーちゃんはゲラゲラ笑う。
「あ、何か中学時代思い出して…。ブーちゃんは今学校どう?」
とりあえず相手に話しをふってみる。
「男子校だからむさ苦しいけどな。しかも柔道部に入ったから余計な」
あぁ、ブーちゃんは私学に進学したんだった。
ブーちゃんちは一人っ子で、お父さんが開業医で結構お金持ちだったよね。
肝心の本名が出てこないのに、色々雑多な事を思い出す。
「…あぁ、柔道してるから体格引き締まった感じするんだ。がっしりしてる」
希望梨は、中学時代のポチャではなく、がっしりしているブーちゃんに気がついた。
「まぁね…。中学じゃ帰宅部だったし、だいぶ鍛えられたと思うよ」
ブーちゃんは左腕の力こぶを見せた。
「おー…!」
希望梨は思わず拍手する。
「希望梨は進学するのか?どーすんの?」
ブーちゃんはフライドポテトをひとつまみして希望梨を凝視した。
「うん…。まぁ、学力と学費と照らし合わせて相談して大学生になってから将来を考えようかと…」
「僕は医学部」
ブーちゃんはさらりと言った。
「やっぱり、お父さんの跡継ぐの?」
希望梨は思わず身を乗り出した。
「…まぁ、親父の仕事見て小さい時から憧れてたからね」
ブーちゃんは照れ臭そうに笑う。
「そっか…。皆色々考えてるよね」
希望梨はため息をついた。
「−で、希望梨に告ったのってどんな奴だよ?」
