俺らの出会いは
高校1年生の入学式の時。

俺は
桜の花びらが散っている
桜の木にもたれかかっていた。

『はぁ〜』
『はぁ〜』

ん? 今 俺1人だけだよな?
もう1人のため息が同時に
聞こえたような気がしたけど...

桜の木の俺のもたれかかっている逆の
方向を見ると

耳にイヤフォンをして
音楽を聴きながら
足をクロスにし
木にもたれかかっている
君がいた。