気がついたら朝になっていた。


「ん…
私、昨日…」

眠る前何してたっけ?

確か、涼くんに家まで送って貰って…
真那と愛由の仏壇に挨拶して…
涼くんの前で泣いて抱きしめて貰って…

そこから記憶がないってことは、そこで寝ちゃったんだ…?!


「うわ…恥ずかしい…」


て、そんなこと思ってる場合じゃないや。

シャワーを浴びて身支度を整えると、家を出た。