恋の始まり、友情の終わり

「お邪魔しまーす…」

「ただいまー…」

返事がない…


「…皆外出中なんですか?」

「…ううん、私しか住んでないの。」

一人暮らし…?それにしては広すぎる。


すると奈那美先輩は、1個しかない和室に入った。

後に続くと…仏壇?


奈那美先輩は前で手を合わせると言った。

「ただいま、お母さん、お父さん
真奈美、愛由美。」


…え?


「…私の両親ね、亡くなってるの。
妹達も…」

奈那美先輩はそう言いながら、仏壇の近くにあるランドセルと制服を悲しげな瞳で見つめた。