恋の始まり、友情の終わり

〜涼side〜


奈那美先輩が倒れたので、学校を早退し家に送っている。


「涼くん、戻ってもいいよ…?
大丈夫だから。」

「また倒れたらどうするんですか。
家に着くまで、ダメです。」

「はーい…」


奈那美先輩はフラフラしていたので、俺は心配していた。
また倒れたらどうしようって…


何とかマンションに着いた。

「ここの…」

「部屋に着くまで一緒にいます。」

「はーい…」


奈那美先輩は慣れた手つきでマンションのエントランスロックを解除し、
エレベーターに乗った。


「ここが私の家だよ。」

「では、俺は…」

「ここまで来たし、上がってく?」

「え?」


奈那美先輩は、ふわっと笑い
俺を家に入れてくれた。