恋の始まり、友情の終わり

そうこうしている内に、クレープ屋さんに着いた。

甘くていい香りが辺りに広がっていた。


「わぁぁあ♡どれも美味しそう♡」

私はメニューを見て、歓喜の声をあげた。

どれもとても美味しそうで目移りしてしまう。


「奈那美先輩、子供みたいですね 笑」

涼くんに笑われてしまった。

「むぅ…だって美味しそうなんだもん。
悪い?」

私が膨れて、抗議すると…


「可愛いから良いと思いますよ。」

ふわっと涼くんが笑って言ってくれた。
その笑顔にどきっとしてしまう。


「で、奈那美先輩どれにするんですか?」

涼くんがメニューを覗き込んで聞いてきた。

「…これとこれ、どっちにしようか迷ってるの…」

私が指を指したのは、
イチゴが沢山乗ったカスタードクリームのクレープと
バナナと砕いたチョコが乗ってるチョコレートクリームのクレープだ。


「…じゃあ、奈那美先輩このチョコのやつ買ってください。」

「…え?」

「俺がこのイチゴの買います。
それで、半分あげるんで、半分くださいね?」


…//////
涼くん、優しすぎます…