恋の始まり、友情の終わり

「んで、奈那美達、今から帰るのか?」

悠くんが私達に問いかける。


「ううん、駅前に出来たクレープ屋さん行こうと思ってるの。」

「悠と涼も一緒に行かない?!」

麻依ちゃんが2人を誘う。


「悠、どうする?」

「行こうぜ!俺、クレープ食いてぇ!」

「お前、相変わらず甘いもん好きだな」

喜ぶ悠くんを見て、涼くんはふっと笑う。

…まるで兄弟みたいだ。


「あ!2:3だとバランス悪いから、1人呼んでいい?」

奈央ちゃんがそう聞く。

私達は皆合意すると、奈央ちゃんは誰かに電話をかけ、数分待つよう伝えた。



すると…

「奈央…んだよ、俺、眠てぇんだけど。」

冷たい声で話しかけて来た、背の高い男の子が寄って来た。