「…本日は私共の入学式にご来校頂きまして、まことにありがとうございます。」

涼くんはスラスラと惑うことなく、新入生代表の言葉を述べていく。


その美しく凛とした姿に

「…ねぇ、あの子かっこ良くない?」

「悠様も中々イケメンだけど、涼様もいいわね。」

「涼様のファンになっちゃいそう…♡」

女の子達はそう、各自に述べていた。


「平成××年度 4月 6日。
新入生代表・八乙女 涼。」

涼くんが新入生代表の言葉を述べ終わった。