恋の始まり、友情の終わり

〜悠side〜


昼休み、俺は涼を屋上へ呼び出した。
今や、涼と麻依のカップルは有名になって居る。
情報って早ぇな…


「なんだ…悠?」

「お前…本当に麻依と付き合い始めたんだな。」

「あぁ…」

「俺が話した内容、忘れてないよな?」


そう、俺は奈央と2人で話した日、
後で奈央から聞いた話を全て涼に伝えていたのだ。


「忘れてねぇよ。」

「じゃあ、お前はあんなやつに…
あんなやつに、ファーストキスを譲るのか?!」

「ファーストキスは大事なやつに渡して来たよ。」

「…は?」

「奈那美にキスした。」

「え?!」

「奈那美を家に送ってった日に…
俺、本当に奈那美のこと好きなんだって痛感してさ…
奈那美が寝てるのを良いことに、キス…
しちまったんだ。」