「莉子ー、起きなさーい!」

1階から微かに聞こえる声に目を覚ます。

まだ冴えない頭にボヤける視界。

未だに夢と現実との境目がはっきりしない中、時間を確認しようと、ケータイに手を伸ばして画面をスライドする。

【05/14(水曜日) 7:48】

「7時48分……?」

目を擦りながら、もう一度画面を見る。

時間を再確認したときに、やっと気づいた。

「寝坊だ!遅刻しちゃうよー!!」

一気に目が覚めた私は急いで着替え始めた。