「おはー、昨日なドラクエ全クリし…」

秋也と通学する事が日課になっている。

わたしは、一緒になんて行きたくない。
もっと好きになってしまうから。
でも、会いたい、声が聞きたい…。
こう思うのは普通だよね?好きなんだもん。
好きになっちゃったんだから、責任とってよ。

ふと、秋也の顔を見つめる。
秋也ってこんな事だったっけ。
よく見るとかっこいいなぁ。
心拍数が上がる。
これ以上、好きにさせないでよ。


「柊香は、どう思う?」

「なんの話?聞いてなかった。」
色々な事を考えてしまって話なんか頭に入ってこない。

「なぁ、最近どうした?なんかあった?」

「なんもないよ。ごめんね。今度からは気をつけるよ。」

「ほんとか〜?俺、なんでも聞くから!」
優しくしないで、怒ってよ。
もっと好きになっちゃうから。辛いから。

ねぇ、好きになっちゃったんだからだから責任とってよ。