「あぁーまた・・・また負けた・・・」


4時間目が、終わった教室は騒がしかった。

「俺の勝ち 俺の勝ちぃー じゃあメロンパンと焼きそばパンと苺ミルク」

「なにその組み合わせ 変なのー」

「うるせー 3つとも俺の好きな物なんだよ!!」

「はいはい 分かったよ」

「てか、速く走って行ってこい!」

「何その態度 分かった行ってくるよ」

私は、胸のあたりまである黒い髪を横に結んだ。

「おぅ マッハ5で行ってこい!」

「はぁー? もぅじゃあ行ってくる。」

私は小林に、手を振って教室を、出る。

ここまでの、成り行きを言うと・・

私と小林は毎回ジャンケンで、負けた方が売店で昼ご飯を、買ってくる
お約束なのです。

そして、今日も負けた私は 

パシられます・・・


「あぁ なんでこんなに混んでるの・・・」
売店は、昼ご飯を買う生徒達で、あふれかえっていた。


「あれ~? 鈴音じゃん!! 今日も負けたの?」