もう一度、逢えたら…

彼は、さっきと同じ様なテンションに戻っていた。

気のせいだったみたいだ。


そして、思い出したように

「へぇ、遠藤さんって
意外とおっちょこちょいなの?

それにしても、
転んだときにばっかり会うなんて、
いやなタイミングだね。」

と言った。


「そうなの。

タイミング悪いよね。

昔からほとんど話したことは無いんだけどね……。」

と浦野君の事を思い浮かべながら話していたら、あっと思い出した。

「そういえば、私、
浦野君と体育委員は2回も一緒にやってたんだ。

私が体育委員なんて可笑しいでしょ。」


と可笑しそうに言った。

私は、速水君とは2、3年生のとき同じクラスだったけど、

私がやっていた委員会なんて、覚えてないだろうな
と思いながら言ってみた。

私は自他共に認める運動音痴だったから、
私が体育委員だったイメージなんて絶対にないだろうと思って。