もう一度、逢えたら…

「浦野君、ありがとう。

私、
自分で告白しようって
思える日が来るなんて
思ってなかった。

浦野君のお陰で
勇気貰えた。

気持ちチャンと言えそう。

浦野君は
速水君のことばっかり
良い人だって言ってるけど、
浦野君も
充分良い人だよ。

二人って
本当に
お互いを思いあってるんだね。

私もそんな風に
なりたいって思う。

本当にありがとう。」

私が伝えたら、
浦野君は嬉しそうに笑った。


「こちらこそ、ありがとう。

相手が
遠藤さんじゃなかったら、
こんな風な気持ちには
ならなかったかもしれない。

遠藤さんだから、
幸せになって欲しいって
思ったんだ。

相手が
俺じゃなくてもね。

頑張ってきな!」


浦野君は、
私をもう一度
ドアの方へ向かわせ
背中を押した。


「うん、行って来ます!」

私は、いざ、
速水君のいる外へと
向かった。