もう一度、逢えたら…

「もう一度聞くけど、
遠藤さんは
速水が好きだね?」

浦野君は
再度確認した。


「うん。好き。

浦野君の話を聞いて、
本当に
素敵な人だと思った。

私の知らなかった所
再確認できた。

ありがとう。」

私は、
本当にそう思って、
浦野君に頭を下げた。


「そっか、
じゃあ遠藤さん、
とりあえず、
まず遠藤さんが
速水の所へ行って、
自分の正直な気持ちを
伝えてきな。

あいつは最初、
多分
自分の気持ちは
隠すはずだ。

でも、
遠藤さんの気持ちは
絶対に嬉しいはずだから、
きちんと伝えれば、
応えてくれると思う。

もし、
あいつが
自分の気持ちを否定し続けたら……、

俺が助け舟を出してやるよ。

ほらっ。」


そう言って、
浦野君は私を立たせ、
外に続く自動ドアの方へ
向かわせた。


私は
浦野君にお礼を言いたくなって
振り返った。