もう一度、逢えたら…

「ねぇ、
そんな所で、何してるの?」


さっき、
教室に入ったばかりの
速水君が廊下に戻ってきて、
話しかけてきた。


「え、別に話してるだけ……」


私は、
意味が解からずに、
答えた。


「そんな所に居たら、
寒いでしょ?

風邪引いちゃうよ。

教室に入りなよ。」


「え、でも、
別に大丈夫だし……」


私が困ったように
言いよどんでいると、

「いいから、入りなさい。」



速水君が
ほぼ強制的に
私と瑞穂を
教室内に連れて行った。


彼は
私たちが
教室内に入るのを確認すると、
満足したように
友達のところへ
戻っていった。