「「失礼しました」」 職員室をでると、沈黙が漂った。 教室まで戻る道中は誰も喋らず 時折すれ違うクラスメイトに 「ばいばい」と手を振るくらいだった。 「さて…まぁ、とりあえず 夕ご飯の買い出しに行きましょうか」 教室について一息つくと 荷物を持って立ち上がる。 「そうだね、フウカの言う通り」 「テンション下がる話はあとにしよう」 うん、うん、とうなずきながら、下駄箱へと向かう。