【完】キミに隠した恋するキモチ。








「そ、れは……」




「……友達なら話してくれてもいいんじゃねぇのか?」




話したら……成月くん迷惑じゃないかな?
今まで何回も私、助けてもらってるのに……。




「俺は小春のこと信じてる。小春は俺のこと信じてくれてるか……?」




「信じてるよ……っ!」




迷惑かけたくないんだ。




「迷惑かけたくない、って思ってるんじゃねぇの?」




「……っ」




「友達に悩んでること言われて、迷惑って思うヤツは本当の友達じゃねぇよ」




「っ」




そうだ……私、成月くんのこと信用してるのに……。
成月くんならきっと私のこと、受け止めてくれるよね……?




「……少し場所変えるぞ」




「う、うん」




私と成月くんは喫茶店を出て、人通りの少ない駅から少し離れた公園に入った。