「さ、行こう」 クラスメイトの女の子たちは去っていった。 その瞬間、少しホッとした。 もう、知り合いに会いたくないな。 会いませんように……。 「おまたせ」 「あ、成月くんおかえり」 「さっきの、クラスのヤツ?名前は出てこないけど」 少しチラッと女の子たちの方を見て聞いてきた。 「う、うん」 「そっか。さ、お腹も空いてきたしティータイムにするか」 「そうだね!」 時計を見るともうすぐ3時だった。 成月くんに少し傷ついたのがバレちゃいそうで怖かったけど、バレてないみたいでよかった……。