「わぁ……!可愛い!」
そのお店は可愛い小物やアクセサリー、シュシュが売っている。
「へぇ、小春ってこういうの好きなんだ」
「うん!大好き!」
「じゃあ、学校に付けて来ればいいのに。シュシュとか」
……つけて行きたいけど、やっぱり無理だ。
いつも黒い髪の毛をおろしてて、女子力のカケラもない私がつけて行ったら目立つに決まってる。
「ほら、これとか小春に似合いそう」
成月くんがベージュ色にピンクのドットの大きめのシュシュを指さした。
「可愛い……!」
「じゃあ買ってやるよ」
「えっ!?いいよ!!申し訳ないし……!」
「遠慮すんなって。学校に付ける用でいいじゃん。絶対似合う」
学校……に?
そんなの……出来ない……。



