4人ともお昼ご飯を買い終えて、食堂の空いている席に座る。
「なんかこのメンバーで食べるの新鮮だな~」
カツ丼を食べながら紘也が言った。
「成月くんがいるからじゃない?まぁ、最近3人でも食べる機会減ったけどね」
小南も美味しそうにカレーうどんを食べながら言う。
確かに、最近は小さい頃に比べて3人で遊んだりごはん食べたりする時間が減った。
小さい頃は毎日のように3人で過ごしてたのにな。
2人の会話を聞きながら黙々とうどんを食べる。
私は自分が話すよりも聞いている方が好きだったりする。
「っつーか、流星と小春喋らなさすぎ!」
会話に入らない成月くんと私に向かって紘也が言った。
「だって……私、人の話聞いてる方が好きだし。しかも特に話すことないし」
「俺も。黙々と人の話聞きながら飯食ってるときが一番幸せ」
そう言った私と成月くんを見て、紘也が笑いだす。
「はは……っ!お前ら変なの!意外と気合うんじゃね?」
は!?私と成月くんが!?



