「わかったか?」
「は、はい……っ!」
「友達に敬語は禁止」
「う、うんっ!」
高校で出来た、初めての友達だ……。
なんだろう、この胸から溢れてくる熱いモノは……この感情は、なんだろう?
「じゃ、また明日」
気が付くと、もう自分の家の前まで来ていた。
「は……じゃなくて、うん!また明日!っていうか、紘也の家はこっちだよ」
引き返そうとする紘也くんを止めて、紘也の家を指さす。
「あぁ、やっぱゲームはまた今度でいいや」
成月くんは斜め下を向いて言った。
なんか送ってもらっただけみたいで本当に申し訳ないな……。
「そ、そっか」
「じゃあな、小春」
「へ……っ?」
私が驚いている間に成月くんは去っていった。



