「じゃ、私はこっちなので……さようなら」
成月くんとの別れ道で手を振る。
「……いや、送る」
「えっ!?」
お、送るって……家まで!?
「えぇ!そ、そんなわざわざいいですよ!まだ少し明るいし!」
送ってもらうだなんてそんな迷惑かけられない……!
「………俺、紘也にゲーム返してほしいから家に行く。そのついでだから」
「あ、あぁ!なるほど……!」
成月くんはさっさと私の家の方向に歩いていく。
紘也の家にいくついでとはいえ、男の子に送ってもらうなんて初めてだよ……。
紘也と帰るのは慣れてるけど、なんだか他の男の子だと落ち着かない。
男の子ニガテだから……だよね。
「なぁ」
すると、いきなり成月くんが立ち止まった。



