「………アンタって、ずっとそうやって色々我慢してきたんだ」
「え?」
「我慢するのって……ツラくねぇ?」
「っ」
ツラいよ……すごく。
でも……。
「もう、慣れました」
小さい頃からずっと、小南や紘也の邪魔にならないように色々我慢してきたもん。
「………ま、あんまり無理すんな」
成月くんは紘也が置いていった千円札と伝票を持って、レジの方へ行ってしまった。
私もそのあとを追いかける。
成月くんって……なんで私のことがわかっちゃうんだろう。
今まで、一番近くにいた小南や紘也にも我慢してたこと、バレたことなかったのに……。
もしかして……透視能力があったりして!?
……そんなワケないよね。



