「小南、本当カレー好きだよね」
「うん!だってカレーめちゃくちゃ美味しくない!?あれは神!インド人に感謝!!!」
「そ、そんなに美味しいかなぁ……」
小南はカレーが大好物。
でも私はどっちかって言うとニガテだ。
「お、お前らも今日は食堂で食うのか」
「うわぁ!!」
後ろから私と小南に肩を組んできたのは、
「こ、紘也(こうや)!ビックリさせないでよ!」
「悪りぃ悪りぃ!」
私と小南の幼なじみの原野紘也(はらのこうや)だった。
私の唯一喋れる男子だ。
「なに、小南またカレーうどんかよ!ほんっとカレー好きだなお前」
「当たり前!カレー愛は誰にも負けないし!」
そして―――



