【完】キミに隠した恋するキモチ。







「だってすっごく美味しいよ、このパフェ!」




「それはよかった。で、流星はなんでここに来たかったんだ?」




成月くん、自分から来たいって言ったのか……。
てっきり紘也に誘われたのかと……。




「……ここのカフェのココア、飲んでみたかっただけ」




「はぁ?なんじゃそりゃ?」




真顔で答える成月くん。




意外と甘いもの、好きなのかな?




「あ、そーだ。2人に言いたいことがあるんだ!」




紘也が思い出したように手を叩いた。




「俺、来週に小南に告る!!!」




「えっ………」




紘也の発言に私は驚きを隠せない。




じゃあ……もう来週には紘也と小南は恋人同士になる、ってこと……?