【完】キミに隠した恋するキモチ。







「よーしっ!せっかくだし、3人で一緒に学校行こう!」




小南が空に向かって叫んだ。




そして3人で登校することになった。




「でさー、今朝、大きな音したから小春の部屋に行ったら、小春ベッドから落ちてたんだよ~」




「も~~っ!小南それ言っちゃダメだよ~!」




「あはは、小春ってほんと昔からドジだよな」




3人で笑い合えるのがすごく幸せな時間だ。
昔から変わらない、ずっと大好きな時間だ。





教室に着き、紘也がカバンを自分の席に置いてから私のところにやってきた。




「聞いてくれたか?」




小南が友達と話しているのを確認しながら聞いてきた。




「う、うん」




そうだ……昨日、2人が両想いって知っちゃったんだ私。




「で、アイツ好きな人いるって?」




私はゆっくりコクンと頷いた。