【完】キミに隠した恋するキモチ。







「……な、成月くんっ!?」




「今までずっと我慢してきたんだから、ちょっとぐらいいいだろ?」




「~~っ」




「小春も我慢してたんじゃねぇーの?」




「そ、それは……」




たくさん我慢してきた。
成月くんに会えると信じて毎日毎日笑顔で頑張った。




「でも、場所が場所だし……っ!」




ここは公共の場だし、人目がすごいんですけど!?
気が付けば、周りには何人かの生徒がいる。




「て、てか、成月くんってそんな大胆なキャラだっけ……?」




「別に、今まで小春に触れるの我慢してたから大人しかっただけで、実際は小春に触れたくて仕方ないんだけど?」




成月くんの言葉に私はもうぶっ倒れそうになった。




よ、よく恥ずかしいことをさらっと……っ!