「小春、おめでとう」
「小南……ありがとう」
「成月くん、今度小春のこと離したら承知しないからね?」
「あぁ」
小南の言葉にうなずいてくれた成月くん。
すごく嬉しくなった。
これからはずっと一緒にいられるんだ……。
「じゃ、お邪魔虫は退散するわ。行くぞ、小南」
小南と紘也は2人で校舎内に消えた。
「……なぁ、小春」
「う、うん?」
「キス、しよっか」
「えっ!?」
成月くんの大胆な発言にまた顔が熱くなる。
「つーか、もう我慢できない」
「へ!?……んんっ」
少し余裕がなさそうに成月くんは人目も気にせず私にキスをした。



