「小春、俺がいない間も笑顔で頑張ってたみたいだな。ちょいちょい写メつきで紘也からメール来てた」
「えっ!?」
紘也、いつの間に写真撮ってたの……?
「小春が休み時間、爆睡してる写メもな」
「う、ウソ!?」
は、恥ずかしい……紘也のヤツ……っ!
絶対許さないんだから……。
「可愛かったからいいじゃん」
「……っ」
成月くんが“可愛い”って言ってくれたから良しとしよう。
「そういえば紘也にもなにも言わずに帰ってきたんだよなー」
「……流星!!!なんでお前……っ」
ウワサをすれば紘也と小南が私と成月くんのもとに、走ってきた。
「ただいま、紘也。連絡してなくてごめんな」
「……ったく。まぁ、小春と上手くいったみたいだし?今回は許してやるよ」
紘也と小南は私と成月くんを見て、嬉しそうに微笑んだ。



