「小春……俺、小春のこと好き。だから……これからずっと、恋人として一緒にいような」
「へ……っ?」
「もう絶対に小春を離したりしない。小春は俺のモンだから」
「うん……っ!成月くん、大好き……」
涙で視界がゆがんでよく見えないけど、成月くんは私の大好きな優しい笑顔だった。
「これからはいっぱい間接キスしような?もちろん……甘いキスも」
成月くんは耳元でそう囁いてニヤッと笑った。
私の顔は一気に赤くなる。
見なくてもわかるぐらいに赤いのがわかる。
もう……帰ってきて早々イジワルなんだから……。
でも、
「帰ってきてくれて……嬉しい!また会えて嬉しいよ……っ!」
「……小春のその笑顔、久々に見れて俺も嬉しい。それに、そのシュシュでまたお団子したんだな」
「うん!自分でできるようになったんだ!成月くんを驚かせようと思って練習したの!」
「へぇ、すごいじゃん」
成月くんはポンポンと私の頭を撫でた。



