【完】キミに隠した恋するキモチ。






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「……できた!」




私はあのシュシュで髪の毛をお団子にセットすると、笑顔をこぼした。
自分でお団子できるようになったなんて、私も成長したな~……なんて考える。




「お、小春!いい感じにお団子出来てるじゃん!」




小南が私を見て褒めてくれた。




「ありがとう!」




リビングに行くと、お母さんが私を見て微笑んだ。




「あら、小春、上手に出来てるじゃない」




「でしょ!いっぱい練習したもん!」




「小春も成長したわね。しかも今日から2年生になるんだもんね……」




そう、私は今日ついに高校2年生になるんです。




「小春~もうそろそろ行こ~」




小南が私を呼ぶ。